みんな悩んでいる
吃音の悩みはとても大きいものです。
非吃音者には、到底理解することのできない辛さ・苦しさがあります。
しかし、あなただけが悩み苦しんでいるわけではないということをどうか忘れないで下さい。
・顔の悩み
・肌の悩み
・スタイルの悩み
生まれながらにして持った、変えることが難しい身体の悩みや、
・あがり症
・社交不安障害 など
吃音症でなくても、社会に出ることに恐怖を感じる人もたくさんいます。
コミュケーション能力が高い人は、人間関係も広くなりますが、
広がることはいいことばかりではありません。
トラブルのほとんどは「人間関係」の中で起こりますから、
予期せぬトラブルに巻き込まれることも多くなります。
人に裏切られたり、騙されることもあるでしょう。
繰り返されれば、人間不信になることでしょう。
このように、人の悩みは本当に様々ですが、
大なり小なり全ての人は何かしら「悩み」を抱えて生きています。
悩みは尽きることがありません。
それこそ”出家”でもしない限りは。
あなたが、うらやましいと思う人も、きっと悩みを抱えているはずです。
また、悩みがあまりない人は、
今をもの凄く集中している人か、
自分を上手にコントロール出来ている人です。
あるいは、人生を深く考えずにぼぉ~っと生きている人です。
(それが「悪い」というつもりはありません。生き方は人それぞれですから。)
ですが、それはきっと、うらやましいと思うことではないのです。
悩みの原因は「吃音症であること」ではありません。
それは、
「「自分が吃音症であること」を受け入れられない」ことが原因なのです。
悩みは自分自身が生み出しているモノ。
人間特有の、中々一筋縄ではいかない難しい感情です。
そして、全ての人はそれぞれ異なる悩みを抱え苦しみながら、それでも何とか今日という現実を生きている。
自分を少し客観視すると、自分の今の状況が「そんなに深刻ではない」ということが分かるのではないでしょうか。
みんな悩んでいるのだから、自分も苦しいけどきっと大丈夫。
何とかなる。
悩みがあることを受け入れて、
その悩みは
「きっと大したことない」と、
ただ、〝今〟を真剣に生きればそれでいいのです。