吃音症を抱えている人がラクに生きるヒント

吃音症と”共生”し、吃音の悩みを乗り越えていくためのブログ

自分という人間のちっぽけさ

私たちは人間ですから、できることと、できないことがあります。 私は昔から、人より”特別な何か”を探していました。 私だからこそできること 私にしかできないこと 心のどこかで、 「頑張れば才能が開花する他人にはない”力”が自分にはある。」 そう信じて…

外に出て歩く

仕事や学校が休みの日、特に用事なんかがないと家にこもる人が多いのではないかと思います。 今やコロナウイルスの世界的流行で、引きこもることが賢明な判断とされていますが、 病気が流行していないとしても、 YouTubeなどの家で娯楽が楽しめる媒体が出て…

自分とか周りとか一切考えない時間を作る

悩みは、今を真剣に生きることで、取り除いていくことができますが、 人間ずっと頑張り続けることはできません。 それどころか、私たちが思っている以上に人間の疲労の蓄積スピードは早いです。 だからこそ、こまめに休息を取る必要があります。 昼寝や、仮…

好きなこと、やりたいことに1点集中してみる

自分が没頭できる、「やりがいのある何か」を見つけることは、自信をつけるうえで大切です。 いや、自信をつけるというよりかは、 自信があるとかないとかそういう”余計なこと”を忘れさせてくれるという意味の方が強いかもしれません。 私たちが、自信がなく…

反応しない練習をする

自信というものは、心の底から湧き上がってくるものであり、 そのためには、周りに振り回されずに、自分の行動をしていく必要があります。 これは、「何か行動を起こさなくてはいけない…」というわけなく、 自分が普段からしている行動(仕事、食事、運動、…

自分のペースで動く、能動的に動く

いつもソワソワとしてしまう心、ありませんか? 自分の行動一つとっても、何となく自信が持てず、失敗するのではないかと怯えたり、 右往左往したりしませんか? 物事に失敗はつきものですし、上手くいかずに相手を困らせたり、怒らせたりしてしまうこともあ…

何でもかんでも謝らない

あなたは何でもかんでもすぐに謝ってしまう癖はないでしょうか? 例えば、 すれ違いざまにぶつかってしまったり、 ものを落として拾ってもらったり、 些細なミスをした時にも。 私もそうなのですが、自信のない人はついつい自分の失敗やミスに過剰に反応して…

相手と自分は平等なんだと自覚する

自信のない人は、関わる相手に対して、一歩引いてしまう所があります。 関わる相手全員が自分よりも立派な人に見えてしまうんですよね。 相手のいい面だけを見て、自分と比べてみる。 自分の欠点とそれがない相手と比べてみる。 そんなことを続けていれば、…

よく周りを観察する

自分という存在が、周りからどう見られているのかをよく知ることも大切です。 あなたが得体の知れない自信のなさを今も抱えているのだとしたら、 それは、幼少期~学生時代の対人関係が問題になっていることがほとんどです。 多感な思春期にクラスメイトに嫌…

あえて自分らしく生きてみる

私もそうなのですが、自己肯定感が低い人は他人に気を使いすぎてしまうきらいがあります。 自己肯定感が低いと、他人に認められたい、褒められたいという気持ちが強くなってしまうのです。 これらを一般的に「承認欲求」といいますが、 承認欲求自体は別に悪…

お金を稼ぐ力をつける

自信というものは、「心の持ちよう」の部分が大きいですが、例外的に”物理的”にある程度補える方法があります。 それが「お金を稼ぐ」ということ。 生きていくうえでやはり、お金は必要不可欠であり、それを自分で補えることができれば大きな自信となります…

苦手があるくらいが丁度いい

完璧すぎる人は、周りから見ても、自分から見てもつまらない。 味気ない。 人生は上手くいかないものでありますが、 逆に考えると、 上手くいきすぎてもつまらないのです。 私たち吃音者は、「吃音」という大きな悩みがあり、 「話すこと」に強い苦手意識が…

応援される自分であり続ける

吃音者は、どもることに対して悩んでいますが、 本当の悩みは、どもりが派生して及ぼされる「人間関係」に苦しんでいるのです。 どもりによって上手く伝えられない 他のスラスラと自分の気持ちを思いのままに口に出して話している非吃音者と比べて、劣等感を…

吃音者は自信が無くて当然

吃音者は、吃音生活を続けていく中で、 自信を少しづつ失っていく傾向があります。 同じような能力を持っている非吃音者がいるとして、 吃音者の人は、その人よりも自信を持てないことがほとんどでしょう。 ”自分の能力に関係なく”、自分を卑下してしまうの…

吃音症を抱えながらも懸命に生きる美しさ

吃音症に悩み、苦しみを感じつつも、 それでも、私という人生を全うしようとする姿勢はとても美しいものです。 悩み自体は、個人的な問題になるので、 吃音に悩んでしまうことに対して、自分は小さいと思ってしまうかもしれません。 しかし、それは違います…

不快感を肯定していく

吃音の悩みはそう簡単に消えるものではありません。 正しい知識を得て、 前向きに生き始めることができても、重要なのはそこからです。 吃音は自分の”コントロール外”にありますから、 どもる自分を肯定しようとしても、中々上手くいかないことが多いです。 …

弱さは汚点ではない

吃音症は話すコミュニケーションに支障をきたす障害ですから、 ある意味”弱点”であることは間違いありません。 まずは、「自分には吃音という弱点がある」ということを、自覚することが大切です。 それが、自分を受け入れるということですから。 自分の弱さ…

「話す必須性」とどこまで向き合っていくべきか

話さないと伝えられない 自分を「表現」できない 喜び合うことも、悲しみ合うことも ケンカし合うことすら叶わない だから、どうしたって「話す」ことは必要。 私たち人間は他者と”会話”を通してコミュニケーションをとることで、 意思疎通をし、協力し合っ…

隠そうとしなくていい

吃音者はとにかく自身のどもりを「隠そう」とします。 そして、自分が吃音者であることを他者に隠そうとし、 自分自身ですらも吃音を受け入れられていない人がほとんどです。 他者と比較して、上手く話せない自分を否定してしまうのはなぜなのでしょうか? …

過去は存在しない

吃音者であれば、 どもって上手く話せずに、苦い思いをしたり、恥をかいたり、 強いショックは”トラウマ”として、 あなたの心に深い傷として刻まれていることでしょう。 私にも、ずっと忘れることが出来ない、 「学生時代に、大勢の前で盛大にどもって笑われ…

生きる価値がない?

吃音という障害は、とても苦しく、 向き合い方を違えると、”自己否定”の渦に飲み込まれてしまいます。 「どもって上手く言葉を発せない自分は”劣等人間”だ。 そんな自分が生きる価値があるのか。 自分が孤独感に苦しむだけで、 誰かの役にも立たない。 しか…

正しい知識③-吃音の自然回復

吃音の自然回復 多くの吃音者は、吃音の症状を軽減させるためのテクニックを駆使して、 どもらないための努力をしています。 具体例としては、 ・挿入…「ありがとうございます」→「どうもありがとうございます」 ・言い換え…「ご飯食べたよ」→「食事したよ」…

正しい知識②-吃音は「吃音」と認識した時から始まる/吃音者になる人の特徴

吃音は「吃音」と認識した時から始まる どもる人=吃音者 ではありません。 世の中には、 「話すたびにどもるけれど、非吃音者である人」が結構います。 彼らと私たち吃音者との違いは何なのでしょうか? それは、どもることに対する認識の違いです。 非吃音…

正しい知識①-吃音は治すものではない

吃音は治すものではない 吃音に”打ち勝つ”、 吃音を”取り除く”、 という考えでは上手くいきません。 なぜなら、吃音は”自己防衛反応”によって起こる現象だからです。 相手に話すことに恐怖を感じていて、 そんな自分自身を守るために、 脳が「吃音」という”…

自分の心の内に従って生きること

吃音症を乗り越えていくためには、 周りの人の助けを借りることが必要だということはお話ししました。 しかし、ただ周りの人の思いのままに、 その人たちの期待に応えようとし過ぎてはいけません。 他者の言葉はあくまでも「サポート・支え」程度に。 あなた…

話す”義務”はあなたにはない

社会を生きる上で、 「話す」ことでコミュニケーションをとることは、 非常に有用な手段です。 非吃音者にとっては、話すことは直ぐにできるので、 相手により早く、正確な情報を伝えることができるからです。 人間として生まれてきたからには、誰かとは関わ…

時間がある程度解決してくれる

吃音の悩みは、年齢と共に薄れていきます。 あなたがもしも今、自分の吃音に深刻に悩んでいるのでしたら、 私は、あなたが、10代後半~20代の人なのではないかと推測します。 吃音症は、2~5歳に発症することが多いとされていますが、 吃音症を悩みはじめる…

前に進む「小さな勇気」を持ち続ける

あなた自身の”今”を受け入れることはとても大切なことですが、 決して吃音で悩み苦しんでいる今の現状に、 「不満や不安をもたない方がいい」ということではありません。 むしろ、不満を持つことは当たり前のことだと思ってください。 今にあまり悲観するこ…

話す体制を整える

あなたは、話すときに”自分のペース”で話すことが出来ているでしょうか? 吃音者は、特に話をする時に、「相手がどう思っているのか」に敏感になりますので、 相手を不愉快にさせないために、とにかく相手に合わせようとしてしまいます。 どもらないように気…

無理に社会に出なくても生きていける

現代の医学では、未だ吃音症を治すための”明確な治療法"が見つかっていません。 まだまだ社会的に、”吃音者に対する理解”が低いということがあり、 私たちが生きにくいという現実には変わりありませんが、 近年の凄ましい情報社会の発達により、 昔よりもか…