吃音症を抱えながらも懸命に生きる美しさ
吃音症に悩み、苦しみを感じつつも、
それでも、私という人生を全うしようとする姿勢はとても美しいものです。
悩み自体は、個人的な問題になるので、
吃音に悩んでしまうことに対して、自分は小さいと思ってしまうかもしれません。
しかし、それは違います。
吃音症は「障害」です。
精神的な進歩により、克服し、乗り越えることができますが、
現時点では、確かな障害なのです。
障害とは、自分の意志でコントロールすることのできない、
生活に不自由をきたす状態のことです。
悩んで、苦しんで、
上手くいかなくて当然なのです。
周りの人と同じように話せなくて然るべきなのです。
それでも、克服していくことはできます。
その今の現状を、楽しむというのは流石に無理かもしれません。
しかし、そうして悩み苦しみながらもなお、
今こうして懸命に生き延びている。
向上しようとしている。
そんな自分の生きざまを”美しい”と思ってもよいのではないでしょうか?
自分を労わり、もっと大切にしていきましょう。
最後に有名な「祈りの言葉」を綴っておきます。
変えられないことを受け入れる心の平静と
変えられることを変えていける勇気と
その両方を区別する叡智とを
神よどうか私に与えたまえ。
出来ることしかやりようがない”人間”という、不自由な
しかしながら”素晴らしい”生を最後まで美しく生き抜きましょう。