2020-02-01から1ヶ月間の記事一覧
吃音は「吃音」と認識した時から始まる どもる人=吃音者 ではありません。 世の中には、 「話すたびにどもるけれど、非吃音者である人」が結構います。 彼らと私たち吃音者との違いは何なのでしょうか? それは、どもることに対する認識の違いです。 非吃音…
吃音は治すものではない 吃音に”打ち勝つ”、 吃音を”取り除く”、 という考えでは上手くいきません。 なぜなら、吃音は”自己防衛反応”によって起こる現象だからです。 相手に話すことに恐怖を感じていて、 そんな自分自身を守るために、 脳が「吃音」という”…
吃音症を乗り越えていくためには、 周りの人の助けを借りることが必要だということはお話ししました。 しかし、ただ周りの人の思いのままに、 その人たちの期待に応えようとし過ぎてはいけません。 他者の言葉はあくまでも「サポート・支え」程度に。 あなた…
社会を生きる上で、 「話す」ことでコミュニケーションをとることは、 非常に有用な手段です。 非吃音者にとっては、話すことは直ぐにできるので、 相手により早く、正確な情報を伝えることができるからです。 人間として生まれてきたからには、誰かとは関わ…
吃音の悩みは、年齢と共に薄れていきます。 あなたがもしも今、自分の吃音に深刻に悩んでいるのでしたら、 私は、あなたが、10代後半~20代の人なのではないかと推測します。 吃音症は、2~5歳に発症することが多いとされていますが、 吃音症を悩みはじめる…
あなた自身の”今”を受け入れることはとても大切なことですが、 決して吃音で悩み苦しんでいる今の現状に、 「不満や不安をもたない方がいい」ということではありません。 むしろ、不満を持つことは当たり前のことだと思ってください。 今にあまり悲観するこ…
あなたは、話すときに”自分のペース”で話すことが出来ているでしょうか? 吃音者は、特に話をする時に、「相手がどう思っているのか」に敏感になりますので、 相手を不愉快にさせないために、とにかく相手に合わせようとしてしまいます。 どもらないように気…
現代の医学では、未だ吃音症を治すための”明確な治療法"が見つかっていません。 まだまだ社会的に、”吃音者に対する理解”が低いということがあり、 私たちが生きにくいという現実には変わりありませんが、 近年の凄ましい情報社会の発達により、 昔よりもか…
あなたは、何でも一人で抱え込み過ぎてはいないでしょうか? 吃音者は、人に話すことに抵抗を感じてしまうので、 人に助けを求めることが苦手なのは仕方のないことだと思います。 しかし、困ったことや悩みを一人で抱え込んで我慢することは、 本当に辛く、…
吃音症である私たちは、自分の気持ちを伝えることが苦手です。 ちょっとした気がかりなこと、心の中にモヤモヤすることがあっても、それを心の内にしまい込みがちです。 吃音症であるため、話すために結構なエネルギーを使うので、 どもって疲れた挙句、恥を…
吃音症であるがゆえに、 言いたいことがしっかり言えない… 伝えたいことも、満足に相手に伝えることが出来ない… あなたは、 「他の人が当たり前のようにしていることが、なぜ自分にはできないのか?」 と、これまで幾度となく自分を責め、 周りの人と比べて…
状況にもよりますが、 ”どうしても「言葉」で話さなければいけない” という場面はあなたが思っているよりもずっと少ないはずです。 電話対応となると、流石に難しいですが、 あなたのことをよく知ってくれている人に対してであれば、 メールやライン、手紙で…
あなたは、自分が吃音症であるために、 他の人と違う*性格・行動をとることに”劣等感”や”孤独”を感じたことはありませんか? (*ここでいう性格とは、「人格」のことではなく、あくまで現時点のあなたの「生活態度」のことを指します。性格はより良い形に改…
吃音の人は、自分に高い理想を持ち、 自分に実力以上の重荷を”自らに”背負わせて苦しんでいます。 吃音はコントロールできないのですから。 どもる自分を「責めなければいけない」理由はどこにもないのです。 どうしてもなりたい職業、やりたい夢がある人の…
「吃音を治したい…!」 「吃音を克服したい…!」 あなたは、これまで何十回、何百回 もしかしたら何千回をも、こう切に願ったことがあるのではないでしょうか。 吃音が治ったら、 どれだけ人生が楽に、平穏に、幸せに暮らすことができるか… それは吃音者にと…
吃音の悩みはとても大きいものです。 非吃音者には、到底理解することのできない辛さ・苦しさがあります。 しかし、あなただけが悩み苦しんでいるわけではないということをどうか忘れないで下さい。 ・顔の悩み ・肌の悩み ・スタイルの悩み 生まれながらに…
吃音症であっても、あまりどもらずに話せる時がありませんか? 逆に、何を言ってもどもってしまい、些細な会話をすることも嫌になる時もあるのではないでしょうか。 吃音には、”波”があります。 どもったり、どもらなかったりする時に一喜一憂する気持ちを少…