吃音症を抱えている人がラクに生きるヒント

吃音症と”共生”し、吃音の悩みを乗り越えていくためのブログ

生きる価値がない?

吃音という障害は、とても苦しく、

向き合い方を違えると、”自己否定”の渦に飲み込まれてしまいます。

 

 

「どもって上手く言葉を発せない自分は”劣等人間”だ。

そんな自分が生きる価値があるのか。

 

自分が孤独感に苦しむだけで、

誰かの役にも立たない。

しかも、直ぐには治すことが出来ない。

 

一体自分は”何のため”に生きてきたのか。

苦しむために生まれてきたのか?

人生とは何なのか?

……」

 

 

吃音歴の長い方なら、何度も同じようなことを考えられたのではないでしょうか。

 

 

吃音者は、生きる価値がない…?

 

 

 

 

この考え方は”間違っている”ことは言わずもがなですが、

 

生きていれば、

このように考えてしまうほど、追い詰められてしまうことがあるのが

難しいところです。

 

 

 

ですが、きっとあなた自身、自分が、

「本当に”全く価値のない”人間だ」

とは思っていないはずです。

 

 

生きること自体が尊いことであり、

少なくとも、誰か一人の「何らかの役に立っている」と感じていることはあるでしょう。

 

 

「吃音の自分にもできることはある」と信じていない人は、

そもそも本文を読むことはないでしょうから。

 

 

 

本心では理解できているはずなのに、私たちはつい考えてしまうのです。

 

 

 

これに関しては、

知識を得たり、考え方を変えるだけでは、中々変えることが難しいです。

 

 

 

あなたがやるべきことは、

 

 

・自分が出来ることを見つける。

・適職を見つける。

ことです。

 

 

別に仕事じゃなくても構いません。

他者に何か貢献できることを見つけて、行動していくこと。

 

 

私の場合は、

自分の体験を文章にして、読んでくれる人の励みになるような文章を書くこと

 

でした。

 

仕事以外では、

 

お皿を洗ったり、

家の掃除をしたり、

料理を作ってごちそうしたりします。

 

 

 

貪欲に感謝を取りに行くのはあまり良くありませんが、

 

「ありがとう」や、

「助かったよ」と、

自然に言われる行動を積むことです。

 

 

他者に貢献して、感謝されることは、

あなたにとって貴重な生命エネルギーになります。

 (※仮に感謝されなくても、”役に立った感”が持てれば、

それだけで行動する価値はあります)

 

 

目先に関してみると、全く価値のないものに見えるかもしれませんが、

今後、あなたが吃音と「前向きに向き合って生きていく」ためには、

”必要不可欠”といっても過言ではありません。

 

 

吃音の症状の重さは関係なく、

「生きる価値がない」と思ってしまうということは、

 

あなた自身の

自分に対する「自己肯定感」が”著しく低い”証拠なのです。

 

 

 

しかし、事態を深刻に考える必要はないのです。 

今は低いだけで、経験を積めば上げていけるのですから。 

 

 

あくまで冷静に、自己肯定を上げていくための、

「他者貢献の行動」をしていきましょう。

 

 

 

己の”自己否定”を乗り越えていきましょう。

そうすれば「道」はきっと開かれます。

 

 

吃音は全く関係なく、あなたにはたくさんの”生きる価値”があるのですから。

 

 

「人間の生存価値と、自己容認」を、人生をかけて勉強する

そのために私には吃音があり、

私に与えられた「試練」であるということ

 

そのような気持ちで是非日々を強く生きてみてください。 

 

 

 

簡単ではありませんが、前向きに生きる”姿勢”を持つことで、

幾分か生きやすくなるはずです。