よく周りを観察する
自分という存在が、周りからどう見られているのかをよく知ることも大切です。
あなたが得体の知れない自信のなさを今も抱えているのだとしたら、
それは、幼少期~学生時代の対人関係が問題になっていることがほとんどです。
多感な思春期にクラスメイトに嫌がらせをされたり(相手側にその意思がなくても自身がそう感じたり)、はたまた劣等感や自己否定を植え付けられる家庭環境だったのかもしれません。
いずれにしても、あなたの自信のなさは、過去から来ている(引きずっている)ものであり、今現在のあなたには関係ありません。
そこをまずは自覚しましょう。
ただし、家庭環境に問題がある場合には、家族との関わり方を変えていく努力をした方が賢明です。
話し合いで解決できるような問題であれば、思い切って自分の気持ちを話してみましょう。
大体の場合は、”過干渉”ですから、
「気遣ってくれるのは有り難いけど、自己成長していきたいから、これからは少し遠くから見守っていてほしい」
などと話せばわかってもらえるはずです。
まずは、理解をしてもらう努力をし、それでも理解してもらえないようなら、家族との距離を置きましょう。
一旦離れてみることで、お互いのよりよい距離感が見えてくるはずです。
話を戻して、「自信のなさは過去から来ているもので、今現在に何の関係もない」という話でした。
だとするならば、目を向けるべきは”今”ということになりますね。
日々の生活の中で、あなたが接する人々はあなたをどのように見ているのか
それを客観的に見つめてみることが大切です。
コンビニの店員さん
病院、歯医者、眼科の受付の人、看護師さん、医者
交通誘導の警備員さん
など
人によって会う人は様々ですが、その人たちをよく観察してみるのです。
「自分がどう思われるか」という気持ちを一旦抜いて、
その相手の”ありのまま”を見てみるのです。
きっとあなたを「一人の対等で平等な人間」として親切に接してくれるはずです。
世の中には人の悪口や妬みなどをいう暇がないくらい、毎日を必死に真剣に生きている人が大勢います。
周りはあなたが思っているほどあなたのことを見てはいないのです。
これをいい意味でも悪い意味に捉えるのでもなく、それが「毎日を生きる」ということなのです。
例外的に注意しなくてはいけないのがTwitter、Facebook、YouTubeなどのSNSの書き込みです。
これらの書き込みには、相手が見えないことをいいことに心のない誹謗中傷の言葉がはびこっています。
にわかには信じられませんが、相手を傷つけることで自分の承認欲求を満たしている人もいるのです。
これらの言葉は真実ではなく、彼らの暇つぶしの戯言なのです。
自信がない人にとっては有害になるので、必要ではないときにコメントを流し見するのは極力控えたほうがいいでしょう。
やはり少しでも生身の人間と関わって、毎日を生きるということが自信をつけるためには必須なのではと私は今となって思います。
そのためにも出来るだけ毎日外に出ましょう。
事務的な会話でもいいのでとにかく人と話す機会を作ることです。
お金がないのでしたら、自分のできるアルバイトを探してみましょう。
そうして無理のない程度に自分と外界との心の距離を縮めることが あなたの自信につながるのは間違いないでしょう。
なぜ人と関わるのか?
それは、
人は一人では生きていけないから。
関わるのが面倒と思うのではなく、
人と協力しあって今の社会ができている
自分はその一員なんだと思う。
発想の大転換です。
今を生きていきましょう。