相手と自分は平等なんだと自覚する
自信のない人は、関わる相手に対して、一歩引いてしまう所があります。
関わる相手全員が自分よりも立派な人に見えてしまうんですよね。
相手のいい面だけを見て、自分と比べてみる。
自分の欠点とそれがない相手と比べてみる。
そんなことを続けていれば、自信が無くなっていくのは当然のことではないのでしょうか。
あなたが思っているほど周りの人間は優れてはいません。
みんな一人の普通の人間。大したことはないのです。
一見完璧にみえる人も、自分の弱点を上手に補ったり、隠したりしているだけのことがほとんどです。
年齢やステータスも人間の価値には関係ありません。
そもそも比べることが野暮なのです。
人間は、一人一人長所も短所も異なるので、生き方が変わってくるのは当然のことです。
社会で認められやすい人もいれば、そうでないひともいる。
世渡り上手な人もいれば、世渡りが苦手な人もいる。
おそらくあなたは両方後者なのではないでしょうか?(私もそうです)
それはもう仕方のないことなのではないでしょうか。
性質・性格という側面だけで判断することはあまりよくありませんが、得手不得手というものは確実に存在します。
ここは嘆いても、羨んでも何も生まれません。
まずは、自分のありのままを受け入れることがとても大切です。
そして、大事なことはここからです。
「で、そんな自分に生まれたわけだけど、これからどう生きていけばよいのか?」
「どうすれば自分らしく幸せに生きることができるのか?」
ここを日々自問自答していくのです。
自分という心と身体は変えることができませんが、”生き方”ならば今からいくらでも変えることができます。
思わず気構えてしまう相手に対しては、比較→自己否定という思考回路ではなく、ただただ敬意を持てばよいのです。
素晴らしいと思った相手には素直に素晴らしいと思えばいい。
「でも、相手と自分は違うから自分のできることをしていこう」
と切り替えて自分のできることをするのみです。
”相手と自分が平等だ”という一見単純な概念は、
①自分のありのままを受け入れる
↓
②相手に敬意を持って接する
この二つを正しい順序で思考出来て初めて腑に落ちるのです。
①、②は同時にはできません。
特に大切で、簡単そうで難しい①の「自分のありのままを受け入れる」ということをまずは、目指していきましょう。