弱さは汚点ではない
吃音症は話すコミュニケーションに支障をきたす障害ですから、
ある意味”弱点”であることは間違いありません。
まずは、「自分には吃音という弱点がある」ということを、自覚することが大切です。
それが、自分を受け入れるということですから。
自分の弱さを認めることは、”弱いこと”ではありません。
ダメなことでもありません。
むしろ、弱さを受け入れることで、人間は”強く”なることが出来ます。
完璧な人なんて一人もいませんから。
強く見える人ほど、「自分の弱さ」を知っているものなのです。
弱さを認めることは、”諦める”ことではありません。
自分の潜在的な可能性を信じつつ、前に進むための現状の理解なのです。
「自分自身の今」をできるだけ客観視して、
だから今何ができるか
それで自分はどうしたいか
それを日々考え、行動していく日々なのです。
吃音症を乗り越えて、アナウンサーになった人がいます。(小倉智昭)
女優になった人もいます。(マリリンモンロー)
総理大臣になった人もいます。(田中角栄)
彼(女)らが特別強かったわけではありません。
自身の吃音を受け入れて、それでも前に進み続けた結果なのです。
結局のところ、吃音の有無はあまり関係なく、
あなたが何をやりたいのか?
この1点に尽きます。
自分が本当にやっていきたいことを、諦めずに見つけていくために、
まずは、「自分の弱さ」を認めていきましょう。
言うほど簡単ではありませんが、
弱さを受け入れると、”強さ”になる
このことをしっかりと理解して、日々強く生きていきましょう。